カオスすぎるAMDの6コア12スレッドのナゾ

全部が6コア12スレッド


全部6コア12スレッド、全部暗記できるている人いるのか?

Windows 10の終焉がじりじり近づいている昨今であるがサンディおじさんはともかくRyzen 1xxxの人(2400Gとかも)もこのままではWindows 11にいけないのでなんとかする必要がある。(仕掛けをすればM$のCPUチェックを回避してWindows 11に出来るが大型アプデのたびに毎回チェック回避する仕掛けが必要になる)

幸いなことにチップセットAMD 3xxでもBIOSアップで大抵の場合Ryzen 5xxxが載るので意を決してBIOSをupすればあとはCPUを買い替えるだけなのだが、とにかくWindows 11にできる6コア12スレッドが多すぎる。
本当は上記表に1600AFも入るのだが入手困難な上に入手したところで2600の選別落ちなので外した。要は2600からクロックを下げたものだ。

せっかくなので軽く各CPUについてコメント

5600X……AM4最後で最強の6コア12スレッド。価格はこのエントリーを書いている時点で21800円。

5600……5600Xの選別落ち。その代わりTDPが下がっている。選別落ちなのでオーバークロックは不向き

5600G……内蔵グラフィックがついているがPCIeが3.0に落とされた上にL3キャッシュも半分。ゲームメインでわざわざこれを選ぶ意味は薄い。

5500……5600Gから内蔵グラフィックを取ったもの。PCIeが3.0でL3もキャッシュも少ないのでゲーム向きとも言い難いくせにビデオカードが必要という理解に苦しむモデル。でも14000円前後でPASSMARK2万弱と安い。

4500……5xxxより世代が1つ前な上にL3キャッシュをさらに削ったモデル。中身は4650Gのグラフィック無効品と言われている。安いには安いには安いのだが明らかに中古の3600買ったほうが幸せになれるという困った商品。あとついでに3xxチップセットだと5xxx用のBIOSアプデまで必要になる可能性が高い。ますます困ったものだ。

3600X・3600……かつてのミドルスペックコスパ王。弱点がない上に中古が安く大量にあるのでWindows 11の入り口としては最適かも。ビデオカード必要なのは注意。あと初期3xxチップのBIOSのままだと載らないかもBIOSアプデ必要)

2600……事実上のWindows 11最低ライン(他には3100とか1600AFもアリ)単純に古いので今から選ぶ理由は薄い。あと地味に5xxチップセットだと載らない可能性がある(X570なら載るんだっけ?)

「軽く」とか言ったくせに妙にテクストが長くなってしまった。とにかく全部同じ6コア12スレッドなのでユーザーは大困惑である。4500と5500の存在意義がよくわからないのが困惑の原因の1つだろう。前に書いた気もするが例えば4500は3550という型番にするとかできたんじゃなかろうか。5600が3種類あるというのもユーザーも販売店も泣かせる所業である。