楽天JEPQのナゾ


間もなく日本円で直接JEPQに投資ができる三木谷JEPQが開始されるのであるが、大人気になるだろうと自身は予想している。さらに来年プラチナNISAとやらが開始すれば人気大爆発するんじゃないかと思っている。
しかしこのJEPQはトーシロには宇宙語にしか見えないほど複雑怪奇である。自身も生成AIに聞きまくって大方をやっと理解することができた。
ここでは自身の原稿を元にあちこちの生成AIに補強してもらい、国営放送の台本風にJEPQの説明をする。なおなるべく台本っぽくしたので細かい差異はあえて発生しているということは承知おきいただきたい。またプラチナNISAはまだ始まっていないのでフィクション要素も多い。

アナウンサー「続いては投資の話題です。来月スタートが見込まれる“プラチナ NISA”。高齢者世帯を中心に、年間投資枠の一部で『毎月分配型ファンド』の分配金も非課税とする方向で最終調整が進んでいます。
この制度をにらみ、ある投資信託が注目を集めています。経済部の大谷デスクです。大谷さん、どんな商品でしょうか。」

大谷デスク「はい。アメリカのETF『JEPQ』の値動きに連動する毎月分配型ファンドです。楽天投信をはじめ、hogeアセットマネジメントやfugaアセットマネジメントなどが同種のファンドを設定しています。
現行NISAでは毎月分配型は対象外で、特定口座という税金がかかってしまう口座でしか買えなかったのですが、プラチナNISAでは分配金も非課税で受け取れる見通しです。」

アナウンサー「このJEPQとはどのような商品でしょうか。」

大谷デスク「アメリカの大型ハイテク株に投資をしながら、同時に『カバードコール』という戦略を用います。具体的には保有している株式よりやや高い価格でいわゆる「先物の売り」のようなオプションを売ることでオプション料受け取ります。
これによって仮にアメリカ市場の株価がまったく上がらなくても収益が出る仕組みです。」

アナウンサー「株価がまったく上がらなくても収益を得られるとは驚きですね。」

大谷デスク「ただし万能ではありません。たとえばアメリカ市場の株価が小幅な下落であればオプション料がクッションの役割となって基準価額の下げを吸収できますが、2025年4月のような暴落の局面では元本割れしてしまうリスクがあります。」

アナウンサー「毎月分配金がもらえる!と投資をしても元本が割れてしまっては本末転倒ですね。」

大谷デスク「おっしゃるとおりです。逆に急上昇の局面では、事前に売っているオプションの売った価格を超える分の上昇益は受け取れません。『株価が上がらなくても収益が出る』の裏返しとして『急上昇を取り切れない』わけです。」

アナウンサー「元本割れのリスクと急上昇の恩恵がない商品というわけですね。ほかに投資家が気をつける点はありますか。」

大谷デスク「分配金の原資です。運用益だけで分配できないときは、基準価額を取り崩して分配するケースがあります。利回りが高く見えても、相場が長期にわたり下落すると評価額が大幅に減る可能性があることを理解する必要があります。
ある日投資家が証券口座を見たら元本がごっそり減っていた、こんなはずではなかった、という可能性があることを十分認識しておく必要があります。」

アナウンサー「制度開始を前に、金融庁はどのような対応を取るのでしょうか。」

大谷デスク「投資家保護の観点から、元本割れリスクを図解するパンフレットの配布や Web上でのシミュレーション提示など、わかりやすい情報開示を証券会社に求める見通しです。『毎月分配』といった魅力的な言葉だけが独り歩きしないよう、販売側も丁寧な説明が求められます。」

アナウンサー「投資は自己責任で――。大谷デスク、ありがとうございました。続いてはスポーツです。福山さん。」