Learning English 英検3級対策 第8回/全12回
彼は病原菌です。
前回のLevel 10
Megumi is ( ) dancing with Seiji.
であるが、happinessにしてしまうと、
文法的に考えても苦しくなる。
前に書いたが名詞は要素になるか、前置詞に支えてもらわないとならないので、dancingの存在がナゾである。従ってこの文をどうしても訳すなら「めぐみの名前は誠司と一緒にハピネスダンシングです」となるかもしれない。(そうだとしてもHappinessとHが大文字にならないとダメだ。というか敏いとうとハッピーアンドブルーみたいになってきた)
で、文法的にも変になってしまうのであるが意味としてもおかしくなってしまう。
なぜこんなことになるかというと日本語がそもそも名詞と形容詞がごっちゃまぜになっているのが原因だ。
「彼は病気です」と書くと日本語としては特に問題は発生しないのであるが、そのまま英語で
He is illness.
なんて書くとエラい騒ぎになる。
He is ill.
He is illness.
この2つ、日本語でざっくり訳すと、
彼は病気です。
彼は病気です。
となってしまうのだがnative speakersが聞くと
He is ill.
彼は病気にかかってます。
He is illness.
彼は病原菌です。
という感じになる。そもそも人間ですらなくなっちゃった!?俺は人間をやめるぞ!ではないが英語では名詞と形容詞が厳密なのでこういう意味にせざるを得なくなる。ばいきんまんならHe is illness.でも良いかもしれないが。
なので
Megumi is happiness ...
だと「めぐみは幸福という概念です」
という感じにしか訳せない。やっぱり人間じゃなかった。
なので正解の説明になるが
これ、日本語では
「めぐみは幸せそうに誠司と踊っている」
であるから、副詞である。副詞だからなくても文が成立する。
試しに抜いてみよう。
「めぐみは誠司と踊っている」
確かに成立する。というわけで正解は副詞の
happilyということになる。ではこの時の文の要素を見ると、
というようにいわゆる第1文型になるのであった。with Seijiがなくても文が成立するし、happilyがなくても成立するのに注目だ。
というわけで次回こそ関係代名詞。