Learning English 英検3級対策 第9回/全12回
そんなのかんけーし(絶対言うと思った)
(c)SAO Project
声優も色々大変だなと思う今日であるが、とにかく今回は関係詞、それも関係代名詞を扱う。これも中学3年生のバタバタ時期に押し込められるのでわけのわからないまま高校1年になって一気に英語が嫌いになる分野である。
そもそもなんで関係代名詞を使わなくてはならないのか。
動詞を2つ使いたいときは節を2つにする
今まで散々「英文に主語は1つ、動詞は1つ」と書いてきたのであるが実は「節につき主語は1つ動詞は1つ」だったのである。
なのでこの瞬間から「英文に主語は1つ、動詞は1つ」というのは忘れた方が良い。
で、関係代名詞を使うと節が2つになるので動詞を2つ使うことが出来る。
え、動詞を2つ使う場面ってどんな場面だって?
次の文を見よう。
この文、
「その猫はチョコボーを食べている」
「その猫はジバニャンでウィッス」
と2つの文に分けることができるが、1つの文にしたければ動詞が2つになってしまう。
今までの知識からすると動詞を2つ使うとお仕置きされてしまうので、
散々考えた挙げ句
The cat eating Choko-Bo is Jibanyan.
というようにeatを現在分詞に格下げすれば動詞がisだけになってめでたしめでたしである。
……ところでここまでのところで完璧に理解出来ているだろうか?
この時点で「なんだかよくわからん」というのであればこの先を見ても時間の無駄なので前に戻った方が良い。もしくはモンストLINEマルチで亀でも狩っていた方が良い。(良くない)
しかし上の文、日本語的には非常にすんなりする文なのであるがせっかちな欧米人にはどうもしっくりこないようである。というのもisの箇所が異様に後ろにあるし、ジバニャンという名前も最後にきているからだ。
なので日本語的には「あの猫はジバニャン、チョコボー喰ってる猫」
というようにしたい。日本語でこの書き方はあきらかに倒置であるがこれが欧米と日本との乖離なのであろう。
というわけで、
The cat is Jibanyan which is eating Choko-bo.
おおう……見事に動詞が2つだ。
つまりこの英文には節が2つあるわけである。
しかしこうして考えれば別段関係詞ってそれほど難しくない感じである。
にもかかわらずなんでこんなに「関係詞ってわけわからん」という風潮になってしまったのだろう。思えば
「関係詞は接続詞の1つで~フーフーズフーム」
とか意味不明な授業を散々されたからではないだろうか?
実態は単に動詞を2つ使いたいだけなのである。まったく、やれやれだぜ(・3・)とラノベの主人公っぽい台詞を言って終わる。
なお英検・TOEICで関係詞についてちまちまとしょーもないことを聞いてくる問題はないが、関係代名詞か関係副詞かというのを迫られる問題は多少ある。
だが「そもそも関係詞の存在自体が意味不明」という学習者がめっちゃ多いのが実情だ。文部科学省がしっかりしていれば自身もこんなエントリーを書く必要ないはずなのである。やれやれだぜ(2回目)