Learning English 英検3級対策 第12回/全12回 & 英検3級補講#0
これで英検3級の講義は終わりであるが、もちろん説明してない箇所がたくさんあるのでこれで満点は取れない。特に熟語・語句整序に全く触れていないが、ここが伸びてくるのは時間がかなるので時間帯効果が合致していないのである。
ここに力を入れるくらいならListening強化と語彙、単純な文法(特に時制と準動詞)を優先させたいところである。
なお、英検3級卒業の目安であるが、55/65は欲しいところである。それでも10問間違えているわけであるが、さすがにこれより点が低いまま準2級に手をつけるとパニックになるだろう。
この先の英検準2級、2級は75点満点で50点あればまあ合格であるが、R26/45・L24/30で合格を狙うのが最短時間かと思う。そのくらいListeningは点が取りやすい。
補講#0
これより先は実際の問題を見ながら「これは」という紹介が続くことになる。というわけで記念すべき0回目は
2008年度第3回英検4級
何を問いたいのかどうも釈然としない気もするが、ともあれ正解は3 beである。
後半の文は全く見る必要がない。で、なぜ「Be quiet.」とbeが必要になるかというと、quietは形容詞で形容詞だけでは文が成立しないからである。
「は?それを言ったら主語もないべや」と反論が来そうであるが、命令文はちゃんとYouが省略されているのである。
「え、それならBe quiet.じゃなくてAre quiet.じゃね?」
と思ったあなたはスルドイ。相当英語学習者向きだと思う。
ところが命令文の場合は原形不定詞から開始するという前提があったのだった。
「え、じゃあBeが原形不定詞ならこの文、動詞が存在しなくなるじゃん」とハナシがいつまでたってもループするのであるが、それはhave(第一助動詞)+過去分詞の現在完了の時点で動詞が存在しない例を見ているので、その流れだと思っていただきたい。
ちなみに命令の内容が動詞ならもちろん、動詞の原形不定詞になる。
Stop!
これだって命令文なのである。
こうしてみると英検4級でも結構侮れないことがおわかりいただけるだろうか。
とは言っても4級満点と4級ギリギリ合格ではエライ差があるということである。
20問間違ってもまだ合格するんだからそりゃ「英検4級~?」とナメられることになるのである。しばらくは4級の話が続きそうだ。