昨今Web上では「100ワニの映画がどうのこうの」と話が持ち上がっているが、100ワニが炎上し、その分析は2020年3月にとっくに行われいることでありナニヲイマサラ感が強い。しかし、Web上で話題になっていることは事実であり自身としてはもっと先の事を考えたハナシを薄っぺらく展開しようと思い立った。
言わざるを得ないのは「なぜ100ワニ映画のブレーキペダルは踏まれなかったのか」ということだ。
まともな思考なら2020年3月に「電通案件だったのかよ!!」という話が広まった時点で雲行きが怪しいな、と懸念して取りやめるはずである。
ところで、100ワニの販売を展開しようとしたのは元電通マンだったので電通案件とは言い難いのであるがそれを自身が指摘する意味・意義は薄くそもそもnot own businessなのでほったらかしである。ひょっとしたら元電通ということを知っていてあえて電通案件と騒いでいる人もいるかもしれない。
閑話休題、それでなぜ映画化の話が頓挫しないまま爆死までガスペダルが踏み続けられたということであるが、
1.予算が余っていた
2.炎上からの逆転が起こると思っていた
のどちらかではないかと思った自身である。1については「どうせ失敗しても俺の給料下がるわけでもないし」という典型的な日本企業っぽい思考で、失敗案件でやたら見かける光景である。2については、けものフレンズ・ウマ娘あたりの成功事例の後に続けというエコーチェンバーが働いたんじゃないかということである。やっと自身が言いたいところにたどり着いた。
言うまでもなくけものフレンズ1期のアニメがヒットするまでは弱小アプリゲーがその土台だったわけで誰も期待していなかったわけであるが3話以降からの盛り上がりですさまじい人気になったのは言うまでもないところだ。アニメ2期以降は知らん。
ウマ娘については当初は「またJRAがなんかやってるな」程度の扱いで全然話題になっていなかったのだがアプリゲーの作り込みが尋常じゃない完成度でそこから逆輸入でアニメ2期の人気も出るというとんでもないことになった。そもそもプロジェクトが2016年から動いていたとか全然知らなかった。2016年だったらまだFEヒーローズも始まっていない。
また話が脱線した、つまり100ワニの映画はけものフレンズ・ウマ娘の大逆転劇を夢見たせいでブレーキペダルを踏むどころかむしろガスペダルを踏むという地獄絵図になったんじゃないかというのが自身の結論である。
もちろん真相は不明であるがここまで上映館数・上映回数が多いのを見ると結構当たっているんじゃないかと思う。カミカゼアタックではなく本気でヒットすると考えていたのではないか。結果はご覧のとおりであるが。
言わざるを得ないのは「逆転なんてそうそう起きるもんじゃない」ということであった。