退職のナゾ そにょ3


係長「俺が若い頃はあーだーこーだー」

自身「そういうのは良いんでさっさと退職手続き勧めてもらえます?

部所はプチパニックになった。

というわけでなんとか退職に成功した自身であったがポイントは「俺は労働基準法第137条知ってるぞ」という態度であった。直接そこに触れてくるようなことはなかったが潤滑油のようにスムーズになるのでさっさとチラ見せしたほうが絶対良い。

主任に木曜日に退職意思を伝えて火曜日になるまでどんな引き止めがあるのかと、ありとあらゆるパターンを想定し「いっそ主任にならない?」から「にのさんだけ時給25%上げます」まで想定していたのだがまさか係長の武勇伝が始まるとは夢にも思わなかった。
後で聞いた話によると係長は主任から自身が退職するとはっきり言ったとは聞かされてなかったらしい。風通しの悪い職場だな

せっかくなので「風通し悪いですね。今後の課題ですね」とはっきり係長に言った。
自身が説教してどうする。余計に「退職して大正解」というエビデンスが降ってきたような格好になった。
それにしても係長は武勇伝を自身に語り始めて何を狙っていたのか。感動して「これから頑張ります!!」とでもいうと思ったのだろうか。
こちらは「主任にならない?」という1%程度の可能性まで身構えていたのでこんなひどい引き止めあるかと呆れたのであった。なろう小説でトーナメントに出たら片腕振り回すだけで優勝しちゃったようなもんだろうか。
労働基準監督所も厚生労働省労働局もコンプライアンス窓口も出番がなかったのである。

ちなみに退職届であるがWeb上で完結するということなのでそういうところだけ無駄にハイテクである。そのハイテクを現場に取り入れていたらもっと退職抑えられたんじゃないか?と思いつつ明日のトライアル琴似のOPENに向けて寝ることにする。退職しても割と忙しい