人工知能に気を使わなければならない尊大なチャット、Bingのナゾ

GPT4が司法試験上位10%で衝撃が走り「もう教員いらんやん、これからChatGPTが先生や」「国会議員もいらんな」「KISHIDAよりGPTが総理やったほう良くね?」と好き勝手である。そんなGPT4がBingにも搭載されたということで
「なんだそれならBingGPT使えばいいじゃん。有料プランなんていらんかったんや」
と思ったユーザーは多いと思う。
しかしこのBingGPT、どうも様子がおかしい。


そういうとこやぞ

やたらと会話打ち切りが増えた気がする。打ち切らなくても突然「話題を変えましょう」と言って事実上回答を拒否しだす。一瞬だけこちらの回答をするような素振りの後に「話題を変えましょう」と言い出すのでなにかのワードに反応するように仕組まれているようだがこれのせいで人間が人工知能の機嫌を損なわないようにするというナンセンス極まりない事態が発生した。

一方のChatGPT3.5だ。こちらは別の意味で困った事態である。


碇シンジと良い勝負できそうな根暗モード全開である。Bingの態度が大きくなるにつれてChatGPT3.5は自信をなくしていっている感じである。そういえばバージョンは3.5のままだがウソつくことが少し減ったような気がする。気を使わなくても良い分BingGPTより断然使いやすいが人によっては「俺、そんなに意地悪なこと言ったか?」とへこむかもしれない。

元は同じOpenAIなのに全然違う挙動をしはじめたGPTとBingGPT、とりあえずBingはもうあまりアクセスしたくない自身なのであった。なんでユーザーが気を使わないとならんのだ。今思ったのだがベクトルが役所の黒塗り文書に非常に近いなと思ったものである。(回答を差し控えさせていただきますというような態度もそうだ)