ある共産党事務所での質疑応答(2014/11/26)

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ブクマで共産党の話が出てきたので昨日、とある札幌市内の共産党事務所での質疑応答について書き留めておくことにする。なお読者が退屈しないようにできるだけシンプルにしてキャッチーなものだけを抜粋した。
今回の質疑応答については「選挙で誰に入れればいいのかわからないので意見を聞きたい」というアポを取ったうえでとある共産党事務所に行って話を聞いた。
「ホントに行ったのか、脳内質疑応答ということはないだろうな」という慎重な読者のために事務所でもらったチラシを掲載するが、それでも疑わしいなら札幌市内の共産党事務所全てに電話すれば「そういう人が来た」とアリバイになるだろう。時間は11月26日(水曜)15時~16時だ。

なお、これはある事務所の一党員のハナシなので共産党総意ではないだろう。くれぐれもコピペサイトで「共産党質疑応答した結果草草草草草」なんてタイトルをつけないよう。

Q(自身)「委員長はアベノミクスを止めると言っていますが、ではアベノミクスに点数をつけるとしたら何点だと思いますか?」

A(ある共産党員)「0点です

Q「0点とする理由は何ですか?」

A「トリクルダウンなんておきないからです。実際株価は上がりましたがGDPはマイナスになりました」

Q「共産党はデフレを容認するんですか?」

A「デフレは容認しません」

Q「共産党はどうやってデフレを脱却するつもりですか?」

A「法人税所得税を上げて、低所得層を手厚くします。不安が払拭されれば消費は増えます」

Q「低所得層を手厚くしたところで結局預金・貯金されるだけで終わらないですか?」

A「年金・医療の不安も払拭すれば消費に回ります。皆さんが消費をしたがらないのは将来に不安があるからです。それを払拭します」

Q「共産党低所得者を手厚くすることを目指していますが、最低賃金はいくらくらいに引き上げるべきだと考えてますか?」

A「最低賃金は全国で1000円以上にしなければならないと考えています。もちろん達成後は例えば1200円といったことも視野に入ってくるかと思います。また、地域によって最低賃金が異なるというのは理にかなっていません」

Q「共産党としてはドル円の為替水準はいくらくらいが適当だと考えてますか?」

A「ビッグマック指数で見たときに世界の平均くらいになるのが適当な水準かと思います」

Q「共産党は消費税は何%が適当だと考えていますか?」

A「ゼロでもいいくらいです。財源は法人税所得税から捻出すればいいからです」

Q「それは以前の所得税50%以上の水準に戻すということですか?」

A「そうです。生活に困っていないんですから負担を求めます」

Q「パンフレットには消費税10%をやめさせる、に留めてますが、もっと踏み込んで消費税を5%に戻せ、などのように書いた方がいいのでは?」

A「目的を失わないよう可能な範囲のことを書いています」

Q「消費税を上げたがっているのは自民党ではなく財務省だという意見がありますがこれについてはいかがですか?」

A「実は財務省経団連にしたがっているだけなんです。なので経団連が本命です。自民党法人税下げる下げると言っているのは経団連の意向を受けているからです。トリクルダウンなんておきないんですから法人税を下げるなんてありえません」

Q「公明党が消費税10%導入の際に軽減税率を導入すると言っていますがどう思いますか?」

A「軽減では全然足りません、最低でも食料品は0%が適当です」

Q「それはうなぎやキャビアでも?」

A「全部です。宝石・貴金属は逆に上げてもいいかもしれません」

Q「今度の衆議院選挙での議席数の読みを教えてください」

A「小選挙区ゼロ 比例16

Q「小選挙区ゼロ?」

A「奇跡的に取れれば……という考えです、北海道ではないですが5~6人ほど奇跡がおきるかもしれない、というところはあります」

Q「立候補自体はかなりたてるんですよね?」

A「沖縄をのぞいて全部の小選挙区に立候補します」

Q「ありがとうございました」

経団連が消費税Upのシナリオを書いて財務省が従っている、という話(もちろんこの党員の話の上で)は初めて聞いた気がする。

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