もう今後の会見はオリラジ方式しかないのではないか

森喜朗ファンブルから始まった退任劇であったがIOCが妙に日付を開けてから追撃し始めたのを見るとむしろ原因は第2弾・第3弾にあったようにしか思えなくて、それは森喜朗本人の「面白おかしくしたいんだろ」とか二階の「ボランティアをまた募集すれば良い」とかである。
「面白おかしくしたいんだろ」なんてそれ以外何を言ったのか民衆の記憶にはほとんど残っていない。メディアでは流してはいるが「面白」の回数が段違いだしキャッチーだから当然であるがとりあえず自身が思ったのはもうこういう会見は全部オリエンタルラジオ方式にするしかないんじゃねということであった。

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オリラジ方式とは何か知らない人もいるかもしれないので書くが2人揃って吉本を退社する時、その日の22時に「会見」という不思議な動画がYouTubeでプレミアム公開された。なにが不思議かというと生放送っぽい割には既にサムネイルができあがっているし、22時という変な時間なら朝刊の締め切りに間に合わない(朝刊といってもゴシップ紙しか扱わないだろうが)。
実際の動画を見ても記者はどこ所属なのか名乗らないし、質問もずいぶん穏当である。コメント欄には「この記者らしき人たちオンラインサロンのメンバーなんじゃね?」というのがあったがそれがズバリ正解で動画は収録だし、質問者も全員サロンのメンバーであった。味方なんだから穏当な質問しかないのは当然である。その様子には後日のネタバレ動画が公開された。
しかしこの仕組んだ会見で文句を言う人は誰もいなかったのである。
ということからするとよくある記者会見で失言を引き出そうとするようなメディアは不要だったということである。
重要なのは「味方じゃない人をいかに味方にするか」であるがオリラジの収録会見は見事に大成功をおさめたのである。となるともう今後会見というものは既存メディア排除一択しかないわけで、それを知らなかった森喜朗も二階も案の定見事に墓穴を掘ったのであった。まあこんな老人たちにオリラジのセルフ会見を知っとけと言っても聞く耳持つか怪しいが……。

乱文ご容赦。