現金紙クズ化のナゾ

中間選挙のSell in Mayを粉砕する「異次元相場」

中間選挙のSell in Mayにもかかわらず、S&P 500もNASDAQ 100も連日ATH(史上最高値)を更新している。 特にSOXX(半導体株ETF)の勢いは強烈で、年初来で+70%を超えている。 年初に1000万円を投じていれば、今ごろ1700万円になっている計算だ。

一方で「S&P 500のコールオプションが過去最高になっている!期限を迎えたら暴落不可避だ」という警告も散見される。 しかし自身はそうはならないと見ている。高値から15%~20%程度の調整はあるかもしれないが、せいぜいその程度だろう。

なぜか? それは、そもそも「現金の紙くず化」が著しいからだ。

政府の莫大な債務と財政出動により、マネーサプライの膨張は一向に止まる気配がない。 現在の株高は、純粋な企業成長というよりは「法定通貨の価値希薄化」の裏返しである。 行き場を失った資金が、株式やコモディティといった『目減りしない資産』へ強制的に逃避させられているのが現在の相場の正体だ。

現金のまま握りしめていることこそが最大のリスクであり、
一言で言えば「タンス預金はもうオワコン」である。

2026年、IPO祭りの幕開けと銘柄選定

そして2026年のこの先は、SpaceX、Anthropic、OpenAIといった超弩級のIPOが控えている。 もはや業績など無視した、とんでもない額のマネー流入が待ったなしの状況だ。

その準備として、やはりNASDAQ 100連動(ニッセイなど)BAI(東証ETF 408A)が極めて有用だろう。 「S&P 500連動じゃダメなのか?」という声も聞こえるが、答えは「ダメ」である。

  • Fast Entryがない: S&P 500は新規上場株の組み入れが遅すぎる。
  • オールドエコノミーの足枷: 金融、エネルギー、生活必需品といった鈍重なセクターがリターンを押し下げる。

ここで「NDX(NASDAQ100)が良いならレバナスでも良いのか?」という疑問がわくかもしれない。 結論から言えば、良いと思う。だが、個人的には「ゴルナス(ゴールド+NASDAQ100)」の方がより合理的だと考えている。

アセットが分散される上に、ゴールドはかつて5500ドルまで到達した「実績」がある。 「そこまではいずれ戻る」という確固たる楽観を持てるのが強みだ。


結論:2026年後半をどう戦うか

結局のところインフレで通貨価値が溶け続ける世界において、我々に残された道は「勝てる馬」に乗ることだけだ。 不純物を削ぎ落とし、AIの爆発的成長をダイレクトに享受できるポートフォリオに近づけたい。

※トートロジーであるがどこかで20%近く調整が入る可能性があることはくれぐれも申し上げておきたい。