リスク商品はノアの方舟か

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今回のタイトル「資本主義2.0」とか「マネーゲーム2.0」とか色々なタイトルが脳裏をよぎったのだがとりあえずこのタイトルになった。イーロン・マスクが怪しい素振りを見せていてそのたびにBTCがチラチラ反応していたのだがテスラがガンと購入したことで色々時計の針が強制的に進んだ感がある。

NY市場も最高値を更新するわ、テスラと関係ないはずなのにWTI先物も上昇するわ滅茶苦茶な相場である。毎日のように「バブルだ」「弾けるぞ」という記事がWeb上に出てきているがじゃあ今持っているリスク商品を全部売るのかってそういうことも出来るわけもなく、マネーゲーム参加者は残高が増えているのに渋い顔というわけのわからないことになっている。

とりあえずどこかで結構な調整がきそうであるがそれはSARS-CoV-2のように半年しないうちに回復すると見ている。だとすると今度のテーマは「リスク商品を持っている人と持っていない人」になるのではないか。昔より明らかに値段が高くなったものとしてヨーグルトがあるが昔はどこでも500gで98円で買えたものが今じゃ400gで安くても128円である。こんな感じの高騰が全商品に起こりそうである。
100万円の現金の価値が100万円じゃなくなりそうである。そういえばコンパクトカーも新車だと平気で200万円以上するような時代である。路線バスの値段も上がる一方だ(小樽の市内バスが240円と聞いた時仰天したものである)

「貯蓄ゼロ、手取りは毎月10万前後」という人はリスク商品も満足に買えず、かと言って物の値段は上がる一方でほぼ地獄である。一方リスク商品を買っていた人は……とだんだん長くなってきたのでこのへんでやめるがとりあえずイーロン・マスクはエライことを仕掛けたなと思う次第であった。