なぜMVNOのユーザーが増えないのか

MNPの手数料をMAX1000円にするとか総務省が色々やっているが、これってむしろキャリアのユーザーが増えるんじゃないかと自身は思ってきたところである。

なぜか?

乗り換えること自体はMNP手数料が1000円以下になるというのは動機・きっかけとしてはわかりやすいところであるがそこでMVNOを選ばない理由である。
自身が昨日数時間かけて考えていたのだが要するに端末が壊れたときの苦痛が毎月安く抑える価格よりデカいということであった。

ここでハイテクに強い人なら

は?そんなんサブ機にSIM差し替えて新しいメイン機ポチれば終わりじゃん

と言うだろう。一般ピーポーにはそれができないようである。

サブ機を持っているケースが少ないし、下手をするとSIMカードすら触ったことない可能性が大である。もっというとSIMカード?なにそれ美味しいのまで行きそうである。

そんな人がMVNOに移行できるかというハナシで、MVNOの選定でも詰みそうだし、それを乗り越えても「MNP予約番号発行」で詰みそうである。そして最大の難関のSIMカード挿入だ。都会であればMVNO実店舗があるがちほーだと結局宅配便で来たSIMカードと格闘することになる。
しかし実際にSIMカード挿入・設定で詰んだという事例は思ったより少ないようだ。恐らくMVNOにする人は相当な覚悟完了で乗り換えを実行しているからだろうか?

まさかのオチ

……と、ここで自身はとんでもない事例を見てしまった。
MVNOにしない理由、それは

支払いがクレカしかないから

そんな馬鹿なという感じである。今やプリペイドクレカとかデビットクレカがあるから審査落ちで持てないなんてことはない。
結局のところ、MVNOは各方面のアンテナ感度が高い人しかたどり着けないという決論である、しかしズボラな人がハイエンド(MNO)の回線を使っているというのは実に不思議な光景である。まあ自動車でもパソコンでもトーシロが高級品を使っているというのはまあまああることではあるが、携帯電話の場合は特にキャリアの悪知恵がスマッシュヒットし続けている感じである。