生誕祭特別企画:底辺ケーキを作って食べる

自身が人生で食べたもっともまずいケーキは小学生の頃買ってもらった不○家のホワイトクリームケーキで一口目から腐ったような味が口の中に広がり完食できなかった記憶がある。家族も全員まずいと言ったので今考えるとあれは本当に腐っていたんじゃないかと思われるところである。
次にまずかったのは小学校後半あたりに出てきた自家製のケーキであるがスポンジもクリームも重たく一口でもうお腹いっぱいという産物であった。生地もクリームも混ぜすぎだったのであろう。冷やしも足りなかったのかもしれない。
というわけで誕生日記念ということで自家製ケーキリベンジである。


コストプッシュインフレが厳しい昨今であるがこの組み合わせでなんと220円くらいである。植物性クリームのおかげというのもあるが、市場のケーキの価格がいかに果物と人件費と廃棄の費用が盛り込まれているかわかるというものである。

とりあえずシフォンケーキに果物ナイフを入れて切断。ぐちゃぐちゃにならないか不安だったが割ときれいに切れた。

次に植物性クリームであるがなんと20分くらい泡だて器でかき混ぜても全然固まらない。慌てて検索すると植物性クリームは固まりにくい上にダラダラ混ぜていると余計に固まりにくくなるらしい。なってこった。いきりたってポッカのレモン汁を大量投入するとそこから15分程度でやっとクリームという感じ仕上がった。レモン汁がなければりんご酢でも良いらしい。


クリームを余らせても仕方ないのでとにかくシフォンケーキにドバった。
肝心の味であるが間違いなくケーキ(レモン風味)になっていた。上記の不二○やモタっとした一口満腹ケーキよりも全然ちゃんとしたまごうことなきケーキである。これで220円なら全然アリだろう。植物性クリームなので味の懸念はあったが売ってもギリ金がとれるレベルの味になっている。

問題はクリームに35分もかかったということであり解決するにはハンドミキサーを用意するか動物性クリームを使うかレモン汁・りんご酢をドバるかのどれかが必要になりそうだ。どうせフルーツを乗っけるつもりならレモン汁・りんご酢をドバったほうが早そうである。ハンドミキサーは使用頻度を考えると「最初からケーキ買ったほうが良くない?」と言われる可能性が高い。動物性クリームも植物性クリームの3倍の価格と考えると躊躇するところだ。

ということで次はクリスマスであるがクリスマスはもうちょっと見た目とフルーツ盛りに挑戦しようかなと思っている。もっともクリスマスケーキ半額というのがあったらそれで終わったほうが良いのは言うまでもない。そう考えるとハンドミキサーを新規に調達するのはやはり厳しい。