2021年の展望

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上記画像は三井住友の資料である。リンクは下記から。

https://www.smtam.jp/report_column/pdf/cat_05/HP20202021_20201218-k.pdf

様々な資料や動画を見ると大体の傾向が見えたので自身の解釈でテーマ別に書く。

中国が伸びる?

いろいろな資料を見ると今年は中国が伸びると書いてある。理由はSARS-CoV-2を抑え込めたからと書いているのだが自身は抑え込めたと微塵も思っていない。なので抑え込めたと思っている人は中国市場を買うのはありだろう。

ドル円

FRBが緩和をドバドバしているのでフツーに考えるとドル安=円高になるのであるが、噂レベルでガースーがドル円が99円台まで突破するのは避けろと命令しているらしい。であるなら99円99銭を一瞬つけた後介入で大幅に戻りそうな気がする。そう考えると上記の三井住友の資料は妥当である。

S&P 500?NASDAQ 100?

まだSARS-CoV-2が完全収束する気配が見えずそう考えるとS&P 500の無駄は多いように思える。結局今年もハイテクのNASDAQが勝つだろう。

金?ビットコイン

なぜか誰かも触れないのであるが金やビットコインは単体では利益を一切生み出さない。アブラやガスなら絶対に一定の需要があるのでここを狙うならまだわかるがビットコインは人間にとって必須ではなくただのマネーゲーム第2弾にしか見えない。なのでこの先100万円切ったらまた参入を考えても良いかもしれないが現状まったく買うに値しない。(自身の見解です)

レバレッジインデックス?

最高値圏にいるうちは手を出せないだろう。レバレッジは横ばいでもダメで上昇局面以外等倍に敗北するので下落を待って再び最高値近辺までの短期~中期と考えるべきだ。間違っても積立NISAはダメだ。

以上を踏まえて自身が出した現時点での答はやはり等倍NASDAQ100である。これを1~10月まで12万円ずつ買ってNISAを埋めればよいのではないか。なぜ10月で終えるかと言うと10月からはほっといても大体ボーナスステージで上昇するからである。1~10月の間に急落があったならレバレッジNASDAQ100を買ってもいいと思う。

日経225はバブルなのか?じゃあ適正価格は?

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自身は気が短いので結論から先に書くのであるが上記のとおりである。

Yahoo!ニュースで株価の話が出てくると紋切りで「実体経済とかけ離れたバブル相場、破綻は秒読み段階!!(ドン)」
というコメントが毎回毎回毎回毎回毎回毎回毎回書かれるのであるが「じゃあいくらならバブルじゃないのか」というのは誰も書かない。
だから「これだからネット民は」と言われてしまうわけだが、仕方ないので自身が計算することにした。

アナリストのコメントの最大公約数を見るとPER19倍であればまずバブルとは言われないと思うので19倍にした価格は20643円となった。しかし現在の27444円でもPERは25.26倍で言うほどひどい数値ではない。ちょっと高めかな?という気はするところであるが、血圧でいえば132とかそういうあたりだろうか。

せっかくなのでバブル時のPERはいくらかと見るとなんと80倍をこえていたらしい。というわけで27444円をPER80倍にすると86917円になった。なるほどこれと比較すると全然バブルとは程遠い印象である。ただ、今の市場は日経225の1つでもコケると残り224全部が下がったりするものなので「おい、PERが別段上がってないのに暴落したやんけ!!」ということが往々にして発生する。ソニーショックというのはその典型である。

個人的に気になって仕方ないのはやはりテスラである。現在のテスラのPERはいろいろな説があるが少なくても180倍くらいにはなっているようだ。S&P500なら爆発四散してもさほど影響はないがNASDAQ100だとそれなりに被害を被りそうである。自身がレバNASDAQ100に躊躇する最大の理由がこれである。

ダウ30直近35年、ついでに10万ドル達成はいつ?

*謹賀新年*
今年もよろしくお願いします。

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というわけでダウ30であるが、ご覧の通り直近35年ではおおよそ8.7%という様相である。リーマンショックからの回復にちょっと時間がかかったがSARS-CoV-2ショックの下落はほとんど痛くも痒くもない感じだ。まず先に書いておきたいのはひろゆきの「投資信託は2%」というのはどういう根拠で言っているのかという様相である。一番パフォーマンスが引くかったS&P500でも8%を叩いているのでクアドラプルスコアの乖離である。
8%あれば3000万円突っ込んでいれば年間240万円出てくるわけだから概ね働かなくてすみそうである。実際にはなんやかんや日本人は106万円くらいは働いてしまうのでさらに実際は残高は増えそうだ。

ところで一部界隈では「ダウはこの先10万ドルへ!!!(ドン)」とぶち上げているのいるので延長戦で試しに8.7%で線を引いたのだが2030年になっても66000ドルで全然10万ドルに届いていない。10年経っても到達しないものをこのタイミングでぶち上げるbehaviorはお行儀がよろしくないのではないかと思う次第である。
明日は日経225はバブルなのかを計算する。

直近35年間のS&P 500は年利何%なのか?

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S&P500の年利は6%だ、いや6.8%だと色々言われているところであるがNASDAQ100が35年の歴史なのでじゃあS&P500も直近35年で比較だろうということで計算したのが上記である。例によってWikipediaにあるデータなので誤魔化しは出来ない。

結果はNASDAQ100よりは物足りない結果になったがそれでも巷で言われる「6%だ7%だ」よりは良好の結果となった。しかし、年利8%と比較すると負けている年がまあまああって「これならNASDAQ100全振りで良いんじゃね?」と言わざるを得ない様相である。まさかNASDAQ100は下落にも強いというのは想像できなかった。
昨日のNASDAQ100の下位互換にしかなってないのでもうこれ以上書くテクストが存在しないのであるが、これだとレバをかけるにしてもNASDAQ100の方がおすすめである。

では良い年をお迎えください。

元日はダウの直近35年パフォーマンスを見る。

新・インデックスファンドでタイミングをはかるのは愚策か?

このエントリーは将来見直すためにブクマしたほうが良いかもしれない。

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昨日「NASDAQ100は10%くらいあるだろう」と見切り発車的なことを書いたのであるが「じゃあ本当は年利何%なのよ?」とevidenceが欲しくなったので、「検索すればすぐ出るべ」と思ったら驚いたことにNASDAQ100の年利を計算したものが存在しない。英語のサイトを検索すればきっと出るのであろうが「自分で作ったほう早いべ」ということで作ったら衝撃の結果になった。それが上記グラフである。なおNASDAQ100のデータはWikipediaにあるのでインチキは出来ない。誰が作っても同じになる。なぜこれがどこの証券会社も計算しないのだろうか?ふしぎ遊戯である。

ja.wikipedia.orgグラフの話に戻ると年利10%になったのはリーマンショック時の下落の時くらいで他は常時年利10%を上回るパフォーマンスを叩き出している。それどこか昨今では年利13%すらこえてしまっている。こうなってくると俄然計算結果が変わってくる。

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35歳。パートタイマーで年収100万。将来が見えない。

という人はフツーにいると思うがそんな人にNASDAQ100である。(テッテテー)
さすがに初期100万円くらいはなんとかして用意してもらいたいが35歳から100万円+毎月2万円NASDAQ100に突っ込んでいったら57歳には2000万円が出来ている算段である。これでNASDAQ100等倍なのでレバNASDAQ100だとさらにエラいことになる

なお上記で57歳で間に合うと書いたが実際は残高500万円がこえたあたりから周囲の光景が変わって見えてくるのでパートタイマーを脱出出来るかもしれない。面白いもので「賃金安いので辞めます」と言い出すと賃金が上がったりする。「じゃあ辞めろ」と言われる可能性も十分あるがどうせパートタイマーなんだから辞めても痛くも痒くもない。年収100万円パートタイマーでも2000万円作れる(初期100万円はなんとかして)とわかればかなり気分が変わるのではなかろうか?恐るべきNASDAQ100である。明日はS&P500を計算する。

ひろゆきの投信話が出鱈目すぎる……計算すると人生論になってきた

Q.投資信託で生きていきたいのですが、予算お金いくらあれば生涯年収3億円になりますか

ひろゆき
「無理です。投資信託では良いやつで2%ぐらいの利回りあるかと思うんでそうするとたぶんの生涯年収3億円もらうためには年間600万円ぐらいですよね?年間600万円あったとしたらたぶん投資信託で生きていかないとか言いません。あの、大体ね1億円ぐらいから声かかるかもしんないすけどね僕ぐらいになると以下略」

初めてYouTubeから文字起こしというのを試したが、こうしてみると割と意味不明である。
台本がないのだから意味不明な言動はまだいいとしても投資信託が2%と言い出すのは看過できない。というかどこのへっぽこ債権ファンドだって感じである。あまり詳しくないことに口を出すのは考えものである。

しかし「出鱈目」と書いたからには自身が解答を出さねばならない。上記のイメージだと50年後に3億あれば良いようであるが、20歳で50年後って70歳で3億円持っていてもそこからの人生楽しいんだろうかという感がする。とりあえず計算しよう。

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というわけで相当現実的なラインで考えた。NASDAQ100であればレバをかけなくてもギリ10%いくとして、スタートは学生時代のパートで貯めた24万円と、そこからは毎月2万円の増資をNASDAQ100に突っ込みを50年間続けた結果である。

恐ろしいのは39年後の59歳でやっと1億円いったと思ったらそこから怒涛のようにカネが増えるということである。

しかし3億円いけるのは良いとしても前述の通り70歳からギャルやイケメンとキャッキャできるのかという問題が発生する。いや別にキャッキャじゃなくても良いのだが、事業を起こすにしても70歳から起業するの?という感がするし、実に悩ましい。

一応月の増資を3万円にしたり、レバをかけた想定でExcelをいじったがあまり目覚ましい感じにはならなかった。まずは3億円を諦め自分が本当に何をしたいのか考えた方が良い気がしたのである。だって70歳で億ション住んでLamborghini乗り回したって仕方ないでしょ?

また又・インデックスファンドでタイミングをはかるのは愚策か?

日曜日も仕事に駆り出されやってられない自身は平然とExcelを開いていろんな数字を打ち込んでいたのだが、興味深い数字が出てきたので紹介する。この画像をご覧頂きたい。
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YouTubeを見ていると凄まじい金額をインデックスファンドに突っ込んでいるYouTuberがウヨウヨいて視聴者は猛烈に焦りを感じるところであるが、意外なことにリスクをガツンと取ると追いつけることがわかった。6%の方はよく言われているS&P 500の平均リターンである。11%の方はS&P 500のレバか、NASDAQ100の等倍か適当に判断してもらいたい。日本国が「老後2000万円いる(ドン)」という意味不明なレポートを出したのはさぞかし騒ぎになったが(撤回したがゼツボーした人は多いはず)
結局老後のカネは自分で捻出するしかなさそうな様相である。

くどくど書いている場合じゃないので本題だが500万円で想定の6%だと20年後になってもまだ2000万円いかないのはちょっと衝撃である。もちろん20年の間に追加で買い増しはするだろうが、それでも物足りなさは否めない。一方250万円で想定のNASDAQ100等倍であるが20年目には2000万円に到達している。もちろん買い増しをしていけばもっと早く到達することになる。さらにいきりたってレバレッジNASDAQ100だったら……?

それにしても、思えば自身が投信を始めた頃はBRICsを買えみたいな風潮一色で、まともなノーロードファンドではトヨタバンガード(現在三井住友・バンガード)くらいしか選択肢がなかったものであるが、最近は本当にいろいろなノーロード選択肢が増えたものだ。読者もゆめゆめ資産シミュレーションをすることをおすすめする。11%リターンを叩き続けられるなら2000万円はそれほど難しくない印象だ。