敗者のゲームのナゾ

Web界隈を見ているとあたかも「敗者のゲームでオルカンを推奨していた」みたいな文言が散見されるのであるが「そうだっけ??」ってことで図書館で再確認してきた。

ところが困ったことにオルカン(VT)ともVOO(S&P500)とも書いていなかった。ただ参考資料のところに「株式:10.5%」とあったのでどうやらVOOっぽい雰囲気ではある。

これじゃWeblogのネタには弱いななんて思っていたら同じチャールズ・エリスの共著に「投資の大原則」という本があってここにETFの具体名が書いてあった。となるとこのETFをMorningstarのレーティングに順次流し込んでいくだけである。その結果がこうだ。

IWV ★★★
VTI ★★★ ←全米、厚切りジェイソンが推奨
VEU ★★★
CWI ★★★
VT ★★★ ←オルカン
ACWI ★★★★

というわけで★5ETFはなしという有様だった。これから言えることは結局プロでもS&P 500が最良ということが読めなかったということだ。(この本は2018年)

なので2024年の時点でVOOで儲けたという人はその時点でチャールズ・エリスをこえている。う~んおめでとう。もちろんこの先VXUSの方が優位になる可能性もあるので続くかどうかは不明である。ただ中国や欧州のbehaviorを見ると当面無理だろうなというのが自身の見解だ。