赤錆取りのナゾ―食酢編

いつ頃からかわからないが自身の中では赤錆がかなり「ばっちいモノ」としてDNAに刻み込まれているらしく基本的に素手で触れなかったりする。自身の中ではウ◯コやカメムシレベルで素手で触れないものになっている。ただし黒錆や銅錆なのは平然と触れる(もちろん触ったあとは手を洗いたくなる程度)ので結構都合が良い脳である。
ところで最近YouTubeで「100均クエン酸で赤錆落とし」「木工用ボンドで赤錆落とし」「トマトケチャップで赤錆落とし」など興味深い動画をよく見かけるようになった。10円玉の汚れを落とす動画は知っていたが赤錆ににも効果があるならやるっきゃ騎士(古い)


というわけで赤錆がひどかったものをかき集めてきた。
今回の触媒(?)は食酢である。ただし食酢は食酢でも賞味期限が切れた寿司酢である。賞味期限切れのものがこれしかなかったんだからしょうがない。これに2時間強つけた。


結論から言うとつけただけではダメで、漬けたあとに使い古した歯ブラシでよくこすり、食器用洗剤で洗い流す必要があるようだ。ついでに工具類にはかみ合わせの部分にオイルを1滴ずつ垂らした。一番良く錆が落ちたのはくるみ割り機で全然ハンドルが動かなかったのが重力だけで開閉できるまでになった。次はキッチンはさみで以前はかみ合わせの部分にオイルやらクレンザーやら垂らして必死に開閉を繰り返させていたのだがこちらの方が軽快に動くようになった。ペンチ・ニッパーも赤錆が落ちて黒錆っぽくなった。黒錆なら触るのに抵抗はない。

最下位が包丁で全然効果がなかった。深部まで錆びてしまっているのか寿司酢と相性が悪いのかわからないがこれについては別の方法でリベンジだろう。

というわけで今回の試みは「ぼちぼち」というところで終わった。包丁以外は間違いなく効果が認められており賞味期限切れもこれで供養になるだろうというところである。