Learning English 英検5級まで 第9回/全10回
これらの勉強をするな!
ホントは9回目もListeningについて書くつもりだったが、第8回で何をすべきか全部書いてしまったので不要になってしまった。
なお公式サイトの5級3回分で足りなければ買うしかない。
もちろん買うならCD付である。
BOOK OFFで運良く108円であればいいのだが。
2014年度版 英検5級 過去6回全問題集CD (旺文社英検書)
なおListeningの初歩としてNHKラジオの基礎英語は変に難しいので勧めない。
それならプレキソ英語か、高校講座ベーシック10、ベーシック英語に走るべきだ。
リンクを張っておこう。
正直こういうのがちゃんとあるのになんでWeb上にはTED、TED、TEDと言っているのか不思議で仕方ないところである。
で、本題。前段が長かったので駆け足になる。とりあえずこれらの行為はすべきではない。
×発音練習
×単語の書き取り
×ディクテーション(書き取り)
発音練習は不要~関東人は関西弁を話せないが聞き取れる
自身もブクマでも何度も書いているので読者でご存じの人も多いだろう。要するにそういうことである。大体発音練習って何語の練習するんだ?米語?英語?豪語??
しかも米語と豪語で意思の疎通が上手くいかないことがままあるという。そんな汎用性のないものに時間を割いている余裕は我々にはない。大体この先speakingが必要になってくるのはせいぜい英検3級以降の2次試験のみで、しかも発音が相当めちゃくちゃでも合格してしまう試験である。さらにTOEIC 860やセンター180点には不要である。
spelling練習は相当の間不要~日本語のプロである我々も薔薇や醤油は書けない
これも見出しですべて説明つくところであるが、書けなくても読めればいいのである。読めれば。
「あれ、×basebalだっけ○baseballだっけ」とかいちいち悩むのは時間の無駄である。その悩む時間でListening1問解いた方がお得だ。
実際spellingが必要になってくるのは英検準1級からである。さっきと同じく目指すのがTOEIC 860・センター180なら全く不要。
書き取り?何それ美味しいの?
最近では全く見なくなったが一時期「ディクテ」「ディクテ」とそれはひどいものであった。要はListeningをしながら英語を書いていくというものだが聞き取れないものは書くことが出来ないし、聞き取れるのであれば書く必要ないじゃんという簡単に論破できるリクツである。
なんでも「ディクテーションをすればListeningに集中できる」という意図らしいのだがそれならフツーのListening問題を解くときでも集中しているわけでやっぱり即座に論破である。
そもそも我々日本語のプロはディクテーションなんてしないで日本語を身につけている。なんで外国語になった途端身につけかたを変更しなければならないのかナゾは深まるばかりだ。
結局語彙とListening機会を増やすしかない
というわけでLearning Englishとは、なんてことはないとにかく英単語を増やすのとListeningの機会を増やすのがほとんどということになる。「オンライン英会話」がどうこうというのがまだ流行っているがその目的は「Inputしたものがちゃんと通じるか」のチェックでしかない。全くの無駄ではないが英会話で語彙が増えたり、文法が身につく効率は薄いと言わざるをえない。もちろん専門のトレーナーであればまた変わるだろうが……。
というわけで以上9回にわたって英語学習について書いてきた。再三書いているが結局個人個人がどれだけ語彙とListeningにリソースを割くかである。文法についてはリクツがどうしてもつきまとうので独習では難しいかもしれない。次回は英検5級自体について書くので学習法としてはこれでおしまい。お疲れ様でした。
宿題
英検公式サイトから残った英検5級問題をすべて回答し採点せよ。