ほぼ全機種の電子レンジの開け閉めをした話(2016年11月)

未だに電子レンジを探す日々の自身であるが、思った以上に決まらないのでもう1回ビックカメラ(ビッ「グ」ではない、びっくりカメラだから)でドアの開け閉めをしてきたのである。

店頭で加熱なんかできるわけないからドアの開け閉めくらいしか選びようがないが、以下所感。

Panasonic

単機能EHシリーズは非常に好評で庫内も大きいし質感も良いがさすがに高すぎる。
次のTシリーズはなぜか庫内が小さくなり、(オーブン強化のため?)ドアが非常にチープになる。しかもこのドア、もう10年くらいチープを続行している。それでいて新発売の時は2万円オーバーというギャグとしか思えない機種だ。

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↑我慢ならないTシリーズ。
この上の23リットルシリーズからは猛烈に質感が良くなる。機会があればその落差に驚いて欲しい。

HITACHI

女性からすると「可愛くない」と言われそうな無骨な感じのデザインであるが最廉価の「○○5」シリーズから作りはしっかりしていてメーカーの良心を感じるところである。松下のTシリーズより断然良い。しかもTシリーズより安い。ターンテーブルで庫内は18L、最廉価でも短時間950W加熱は素晴らしい。

「○○6」からフラットになり、これは角皿スチーム。「○○7」でスチーム(タンクに水必要)
「○○8」から庫内30L以上の大型とちゃんと法則があるのが色々くすぐられるものがある。10年くらいこの法則は継続中である。

東芝

最廉価の「○○3」からフラットであるがドアのプラスチッキーは我慢ならないと思う。しかも取っ手の裏側にナゾのミゾがあって無意味に指が痛くなる。「どういうこと?」と思ったら是非店でドアの開け閉めをしてもらいたい。一瞬でわかる。

次の「○○6」から猛烈に質感が上がるが値段も極端に上がる。まるで本田技研グレースの次はアコードみたいだ。何、よくわからんって?カローラの次がマークXと言えばわかるか。

SHARP

こちらは東芝の逆でなかなかフラットテーブルにならない。最廉価の15Lシリーズは10年前も今もチープな作りで「どういうこと?」と感じると思う。リサイクル屋で3000円くらいの10年落ちと13000円の現行の質感も性能も同じなのである。んなアホな。(松下のTシリーズは性能はちゃんと上がっていく)
その上の20Lモデルは多少質感が上がるが、未だターンテーブルな上にで山善・ハイアールなどの魑魅魍魎メーカーよりも質感が下である。というか今時の山善・ハイアールの質感がすごくてびびる。このまま行くとハイアールって家電のXiaomi化するのではないか。

で、

とりあえず1台欲しい」というのであれば日立の「○○6」を薦めたい。というか旭川の実家がまさに「○○6」だったりする。Amazonの現行も貼っておこう。


HITACHI MRO-MF6-W

質感も良く、一番使う「あたため」ボタンがデカい。いざというときの角皿スチームもある。ただ、牛乳暖めとかの設定が「メニュー」「番号選ぶ」「スタート」と煩雑なのが残念だ。その下の「○○5」はターンテーブルだがAmazonのランキングにも入る人気商品。

松下なら絶対23L以上を選びたい。というのもEHの質感は良いのに単機能、Tシリーズはカタログスペックは良いのにチープとどちらも致命的だからである。なんでこんな片手落ちを10年以上続けているのか意味不明である。かといって「単機能でいいからEHにするか」と思って値段を見ると余裕で他社のオーブンレンジが買える値段で驚愕することになる。(この記事を書いてる時点で14,832円、SHARPの20Lオーブンレンジが買えちゃう!)

メーカーに抵抗がなければツインバード山善・ハイアールの質感は驚くと思う。ただ、メーカーがメーカーなので最後オークションに投げるとき悲惨なことになるのは考慮する必要がある。壊れるまで使うならアリだろうがなかなか壊れないぞ~。