Learning English 英検3級対策 第10回/全12回

Learning English 英検3級対策 第10回/全12回

気がつくともう10回目であるが、残りの回もListeningには触れないで終わる。というのも4級と大差ないからである。このあたりは以前書いたプレキソ英語を見ることでつちかって欲しいところである。

間違っても発音練習とか珍妙なことはしないよう。

動詞と名詞はandできません

×トライ アンド エラー

は間違いだというのは自身のブクマのコメントでも書いているところであるが、
これも日本人が品詞の意識がザルだから起こる現象であろう。

何がダメかというと動詞と名詞をandしようとしているからであるが、
○トライアル アンド エラーと両方を名詞にしてもいいし、

いっそのこと両方動詞にしてしまってもいい。

○トライ アンド ラン

このあたりのリクツがいかにも英語らしくて、だからこそ英語は簡単だという一環であるとも言える。どういうことか?

try and attain

なんてフレーズを見るとattainなんて単語知らないぞ?となるが、andがあるおかげでattainが動詞であるということが確定するのである。これは美味しい。
×トライアンドエラーでも意味わかるだろ、なんて言ってる輩は外国語の習得は放棄したと見なされても仕方ないところである。

ところで、andは単語と単語以外にも句と句を並べる時に使うこともある。

f:id:ninosan:20150126122717p:plain
2008年第3回英検4級

正直、この問題は4級とは思えない難易度である。
というか4級でこれを出すのは悪問ですら感じるところだ。4級までの知識で考えると動詞は1個しかないのだから迷うことなく4のsingingを選択しそうなところである。

しかしこの問題、andの範囲が

played the guiter

and

( ) some songs

と句と句になっているのである。なので動詞が2つでもOKということになる。
なのでむしろ4がダメで1・2・3から選ぶことになるのであるが、
playedが過去形だから正解は2のsangになるということである。

しかし、実際解説を書いてもこれだけの分量になる時点でやはり4級にはふさわしくない
むしろ4を選んで間違えた方を褒めたくなってくるところである。andを使うと動詞が2つでもOKなんて言ってないからだ。

これで語と語、句と句のandはハナシは終わった。

残るは節と節である。

Asuna loves Kirito, and Kirito loves Asuna.

f:id:ninosan:20150126123816p:plain

節と節だからどっちにも主語、動詞があるのに注目して欲しい。
その前にリア充爆発しろという感情がわいてきても致し方ないかもしれないが……。

Web上で「壁ドン」という単語を頻繁に見かけるようになったのはこのあたりからのような気がするところであるが、壁ドンしながら薄い本が捗るというのが興味深いところである。なにしろ作者自ら16.5話というレジェンドを作ってしまったんだから、supply and demandがうまく働いたという感である。(英語では供給が先なんだなあ)