Learning English 英検4級対策 第2回/全7回

Learning English 英検4級対策 第2回/全7回

連絡先

忘れてた、Facebookのアドレスである。

https://www.facebook.com/nino.san.35

長文対策!の前に……

そういえばこれも書くのを忘れていたので書くが、
問題を解いていて「これ、あんまり自信ないな」と言う問題は誤答と同じく復習対象である。さすがに減点しろとまでは言わないが、絶対にそのままにしてはいけない。問題番号に○をつけるなり△をつけるなりしておこう。

というか問題を解いている時間というのはそもそも勉強の時間にならないのである。復習こそが勉強になるわけで誤答とあやふやな箇所を逐一つぶしていくことが高得点への唯一の道である。

長文なのに語彙が必要!?

本来この項は後で書くべき事なのだが読者や自身が疲れる前に書いておきたい。
「長文問題で必要なのは語彙だ」というと色々反論が帰ってきそうなところであるが、困ったことに事実だから仕方ない。次の文を取り上げよう。

このシャープのプラズマクラスターのエアコン、これ買替えたらですね、12年くらい前のエアコンと比較した時になんと、29%くらい節電ができる、これ、約3割ですよ。例えば、10000円かかっていたら7000円とかこんな感じですよ。7000円かかっていたとしたら5000円くらいですとか、つまり、これ、3割くらいですね、電気代が節約できるという、これが今日のエアコンなんです。

問題 エアコンを買いかえるメリットは何だと言っているか

1.性能が良い
2.置き場所が小さくて済む
3.ランニングコストが安くなる
4.下取りをすれば安く手に入る

当然我々は日本語のプロであるから即答で3と答えるわけであるが、よく見てほしい。

本文で社長は「ランニングコスト」と一言もいってないのである。節電とか節約という言葉を使っているだけだ。つまり節電=節約=ランニングコストが安い

という変換が解答者に必要になってくるのである。

他にも単純に商品が安いというときは

●値下げ!!!

●お買い得!!

●お値打ち品!!

●特価!

●処分品!

●半額!!

●クリアランスセール!!

などなどたくさんの表現があるわけである。そしてこの先、本文と問題文で同じ単語を使うということは皆無になる。だから語彙が必要なのである。

自身はWeb上でよく見るような「こいつガチでウザい」とかいかにも語彙の少なそうな表現を多用しているとこういう時非常に困るのが目に見えている。(というかそもそも品が無い

このあたりは読書の数が云々と言うよりも自覚の問題だろう。

特に面白くも無い長文の解き方

というわけで実際の長文の解き方であるが、あちこちで見かけるとおり問題文からみて本文を見る。これだけである。1問目は長文の冒頭に答が存在しているし、最後は長文の最後の方である。よってどれだけ読む量を減らすかがカギとなる。

そう書くと決まって帰ってくるのが「本文を全部読まないと失礼じゃないか」というナゾの反論が来るのだが、そうやって問題を全部解けない方が失礼じゃねと思うのは自身だけだろうか。もちろん問題を全部を解いてまだ時間が余るという人は英文を鑑賞すればよろしい。英検の長文は非常に良質でエレガントである。

意図的な固有名詞に注意

知らない単語があると読むのが止まっちゃうんです」というハナシは結構聞くところであるが、そもそもその単語が固有名詞という可能性がある。それじゃ知らないのは当たり前である。

以前英検で目の病気に関する長文が出たとき自身は何が何だかまったくわからなかったが、何度も前後の文を見ているうちにやっと理解した、ということがあった。特にセンター試験当たりが好んで使う手法であるが固有名詞じゃ無くても露骨に難しい単語を長文にばらまく、ということがある。その場合は前後を見ていくと「ひょっとして」ということがあるのでブン投げてはいけない。
とはいえ、native speakersにとっては無意味なので試験の意味がなくなってしまっているわけだが……。

次回からは延々Listening対策である。